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『Mr.インクレディブル』感想(ネタバレ)

あらすじ・キャスト・スタッフ

『Mr.インクレディブル』

2004年/アメリカ/114分
原題:The Incredibles

監督:ブラッド・バード
製作:ジョン・ウォーカー
製作総指揮:ジョン・ラセター
脚本:ブラッド・バード
編集:スティーブン・シェイファー
音楽:マイケル・ジアッキノ

キャスト:クレイグ・T・ネルソン、ホリー・ハンター、スペンサー・フォックス、サラ・ボーウェル、サミュエル・L・ジャクソン
日本語版キャスト:三浦友和、黒木瞳、宮迫博之、綾瀬はるか、海鋒拓也、斎藤志郎

あらすじ
ヒーロー活動が禁止された世界で、元ヒーロー、Mr.インクレディブルだったボブは欲求不満。そんな彼が何者かに誘拐されて、やはり元ヒーローだった妻とヒーロー能力を持つ子供たちが救援に向かう。

映画.comより)

 

感想

テツコ的鑑賞ポイント

  • 「社会の中に組み込まれるヒーロー像」が泣ける
  • 押し込められたスーパーパワーの放出に泣ける
  • 躍動する画が楽しすぎて泣ける
  • とにかく面白すぎて死ぬほど泣いた

 

今年は続編の『インクレディブル・ファミリー』が公開ということで、これは復習しておかなければ!と思い、超~久しぶりに鑑賞。おそらく10年ぶりくらい?でした。

そもそも公開からもう16年も経っていたっていう事実が衝撃ですよ。

リアルタイムで劇場に観に行った記憶があるけど、小学生だったもんな。時の流れは恐ろしいです。

 

で、正直『Mr.インクレディブル』についてはあんまり思い入れはなくて。まあ普通に面白いよねーという印象だけでした。

監督のブラッド・バードに関しても、『アイアン・ジャイアント』は名作だと思うし、『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』も最高だったけれど。

ピクサー映画の中ではそんなに特別な存在ではなかったので、復習しとくかー程度の軽い気持ちで観た結果。

テツコ
面白い。超絶面白い。なにこれ。最高。

面白すぎてもう最初から最後まで泣き通してしまった。

面白すぎて泣くことはたまにあるけど、本作はもう終始そんな感じでした。

 

私的ピクサーベストは『トイストーリー3』『ファインディング・ニモ』『モンスターズ・インク』が3強であって、今後も絶対に覆ることのない自信があるんだけれど、『インクレディブル』は次点に食い込むくらい、いやむしろどうにか頑張って無理やりベスト3に入れたいくらい大傑作でした。

 

子供にとっては、あれはヒーローが活躍する楽しい映画ですよね。

実際に私も子供の頃は単なるヒーロー映画として観てたんだと思うけど、大人になってから観ると、こういう「社会の中に組み込まれるヒーロー像」みたいなのはめちゃくちゃ刺さる。(ジェームズ・ガンの『スーパー!』とかドリームワークスの『メガマインド』とかもそんな感じ)

ボブの巨大な身体に不似合いなスーツ姿、家族たちのスーパーパワーを押し込めるような暗くて狭い食卓。もうこの描写で泣けます。食卓で姉弟がケンカするシーンで号泣。

 

そして何が一番グッときたかって、躍動する画の楽しさが半端ない。

まず驚いたんだけど、この時代ってまだまだ3DCGアニメの黎明期で、今の作品と比べると全然グラフィックが違う。

ずっとピクサーを観続けてきたからそんな感覚がまったくなかった。

この16年で気づかないうちに技術は進歩してたのですね。

にもかかわらず、今観てもめっちゃくちゃ楽しい。

そりゃあCGのレベルは今のほうが格段に上かもしれないけど、躍動感はまったく負けてない。

しかもスーパーマン家族の、普段は押し込められたエネルギーが爆発することでその躍動が何倍にも感じられるんですよ。。

ダッシュが島で敵から逃げるために、初めて人前で思いっきりパワーを使って走り回るあの躍動感、からのバイオレットととの共闘、そしてボブとヘレンと再会して家族が集結して身構える……という流れ、もう楽しすぎて嗚咽するくらい号泣してしまった。

 

最後の街中での対決もとっても素晴らしい。

「ヒーローと社会」を語る映画では、ビルの立ち並んだ街中での戦闘シーンはやっぱり欠かせないですね。

ヘレンの「私たちはスーパーヒーローよ。何が起こるっていうの?」っていう台詞も熱すぎて泣いた。

あと昔からだけど、フロゾンが個人的に大好きです。

あの氷の上を滑りながら軽やかに移動するアクションも最高だし、戦い方が超絶かっこいい。守る戦い方。

基本的にはファミリーの話だけど、こういうメンターの存在はやっぱり必要!

 

で、私が面白すぎて泣いた理由として納得できるのが、やっぱり「画面の躍動感」なんですよね。

「絵が動く!楽しい!」っていうのは、映画を観る上で一番プリミティブな喜びだと思うのですよ。

そんな感情を久しぶりに思いっきり引きずり出されて涙が止まらなかったのでした。

 

しかもここでいう画面の躍動感っていうのが、単純な「アニメーション技術」によるものにとどまらない。

「社会の中で押し込められて生きてきたヒーロー家族が熱量を爆発させる」っていう相乗効果によって作られてるんですよ。

だからこんなに感動するんだね。

映画を観ててよかった!って思えた、10年ぶりの『インクレディブル』鑑賞体験でした。

 

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