スポ根とは、いわゆる「スポーツ根性もの」。
登場人物がスポーツを通して挫折したり成長したりしていく過程を描いた作品です。
スポーツシーンの迫力をまるで本当のスポーツ観戦かのように楽しむこともできるし、勝利を目指して一生懸命に頑張る登場人物を応援したくなる、アツいジャンルですよね。
今回は、そんなスポ根映画のおすすめを紹介したいと思います!
おすすめスポ根映画10選
あゝ、荒野(ボクシング)
監督:岸善幸
キャスト:菅田将暉、ヤン・イクチュン、ユースケ・サンタマリア など
あらすじ
2021年の新宿。かつて親に捨てられた新次は、兄貴分の劉輝を半身不随にした元仲間・裕二への復讐を誓っていた。ある日彼は、街でティッシュ配りをしていた吃音で赤面対人恐怖症の「バリカン」こと健二と一緒に、「片目」こと堀口からボクシングジムへ誘われる。新次は復讐を果たすため、バリカンは内気な自分を変えるため、それぞれの思いを胸にトレーニングに励む2人。徐々に名を挙げていく新次に対し、バリカンは特別な感情を抱くようになっていく。そんな中、新次はついに裕二との戦いに臨むことになり……。(映画.comより)
菅田将暉演じる横暴な青年と、ヤン・イクチュン演じる内気で優しい男がそれぞれの想いを抱きながらボクシングに打ち込むストーリー。
二部作になっているのでちょっと長いですが、そんなことを感じさせないようなスピード感。
ボクシングだけじゃなく、友情、恋愛、社会問題などいろんな要素を詰め込んだ、とっても濃密な作品です。
もちろん、試合のシーンの迫力や応援したくなるような過酷な特訓シーンも必見です!
ピンポン(卓球)
監督:曽利文彦
キャスト:窪塚洋介、ARATA、サム・リー など
あらすじ
小学校のガキ大将ペコは、得意の卓球をいじめられっ子スマイルに教える。が、高校入学初の全国大会で、スマイルは勝ち進むが、ペコは幼なじみのアクマに負けて大ショック。優勝は名門校の主将、ドラゴンに。彼らそれぞれの1年間の後、次の大会がやってくる。(映画.comより)
松本大洋の有名漫画『ピンポン』の実写化作品。
個性豊かな登場人物のキャラクターや、宮藤官九郎の独特な脚本でエンタメ要素満載の青春映画です。
まるで漫画の中から抜け出してきたかのような、主人公ペコを演じる窪塚洋介の演技にも注目!
ダンガル きっと、つよくなる(レスリング)
監督:ニテーシュ・ティワーリー
キャスト:アミール・カーン、サークシー・タンワル、ファーティマー・サナー など
あらすじ
レスリングを愛する男。生活のため選手の道を諦めた彼は、いつか自分の息子を金メダリストにすることを夢見ながら道場で若手の指導に励む日々を送っていた。しかし生まれたのは4人連続で女の子。意気消沈した男は道場からも遠ざかってしまうが、ある日ケンカで男の子を打ち負かした長女と次女の格闘センスに希望を見出し、コーチとして2人を鍛えはじめる。町中の笑いものになっても意に介さず突き進もうとする父と、そんな父にささやかな抵抗を続ける娘たちだったが……。(映画.comより)
レスリングを題材にした、実話をもとにしたインド映画。
試合シーンの迫力と熱量がとにかくスゴイ!
レスリングの知識が全然なくても思わず見入ってしまうくらい楽しめます。
熱血指導を続ける父親と、最初は抵抗しながらも徐々にレスリングにのめりこんでいく娘たちの親子愛に号泣。
ハナ 奇跡の46日間(卓球)
監督:ムン・ヒョンソン
キャスト:ペ・ドゥナ、ハ・ジウォン、チェ・ユニョン など
あらすじ
1991年、韓国ではスター選手ヒョン・ジョンファの活躍で卓球ブームが巻き起こっていたが、強豪・中国を倒すことができずにいた。そんな折、日本で開催される世界選手権を前に、韓国と北朝鮮による統一チーム「コリア」が結成される。しかし、選手たちはライフスタイルや練習方法の違いにいがみ合うばかりで……。(映画.comより)
韓国と北朝鮮による卓球の合同チームが結成され、大会に向けて奮闘する、実話をもとにした作品。
最初は敵対しあっていた両チームですが、一緒に練習を重ねるうちに互いを認め、国境を越えてチームメイト以上の絆ができあがっていきます。
本来は同じ国で同じ目標に向かって戦う仲間たちのはずなのに、政治によって分断されなければならないという切なさがめっちゃ泣けます。
卓球シーンも迫力満点で、まるで本当に大会を観戦しているかのようです!
フラガール(フラダンス)
監督:李相日
キャスト:松雪泰子、豊川悦司、蒼井優 など
あらすじ
石炭から石油へとパワーシフトがされる中、いわき市の炭坑も次々と閉山。そこで市民たちは、町興しとして“常磐ハワイアンセンター”の建設を計画。施設の目玉として、フラダンスショーを取り入れることになり、東京からはダンス教師を呼び寄せ、町からは踊り子を集めてレッスンを始めようとするが……。(映画.comより)
町おこしのためにフラダンスに取り組む少女たちを描いた、実話をもとにした作品。
炭鉱田舎娘だった主人公がフラダンスを通してどんどん美しく、かっこよく輝いていきます。
ラスト10分、集大成のダンスシーンは本当に圧巻で、物語の中の彼女たちにも、演じた女優さんたちにも拍手を送りたくなります!
百円の恋(ボクシング)
監督:武正晴
キャスト:安藤サクラ、新井浩文、稲川実代子 など
あらすじ
実家でひきこもり生活を送る32歳の一子は、離婚して出戻ってきた妹とケンカしてしまい、やけになって一人暮らしを始める。100円ショップで深夜勤務の職にありついた一子は、その帰り道に通るボクシングジムで寡黙に練習を続ける中年ボクサーの狩野と出会い、恋をする。しかし幸せも長くは続かず、そんな日々の中で一子は自らもボクシングを始める。(映画.comより)
干物女の主人公がバイト先で出会ったボクサーと恋に落ち、自らもボクシングにのめりこんでいきます。
ラブストーリーでもありスポ根映画でもある作品。
安藤サクラ演じる主人公の恋愛がとにかくイタイ。
でも、これまで何にも真剣に取り組んでこなかった主人公がひたむきに強くなろうとする姿はとっても美しく、クライマックスの試合の熱量に圧倒されます。
序盤はだらしない身体だった安藤サクラが後半には引き締まった美しいボディになっていく、役作りのスゴさも必見!
プロミス 氷上の女神たち(アイスホッケー)
監督:キム・ジョンヒョン
キャスト:スエ、オ・ダルス、パク・ソダム など
あらすじ
脱北者であるアイスホッケーの元エース選手ジウォンは、北朝鮮に残してきた妹のことがずっと気になっていた。ある日、アジア冬季競技大会への出場をかけ、急きょ国家代表チームが結成されることに。ジウォンは国体出身の監督デウンから熱烈なアプローチを受け、代表選手への復帰を決意する。しかし集まったのは、ショートトラック界から追放されたチェギョンや時間外手当が目的のアイスホッケー協会経理出身者ミランら、性格も実力もバラバラな面々だった。ぶつかり合いながらも絆を深め、チームとして成長していく彼女たちだったが、大会で最大のライバルである北朝鮮代表チームと戦うことになり……。(映画.comより)
アイスホッケーを描いた映画って珍しいのではないでしょうか。
国家代表チームとして選抜されたのが、ちょっと難アリなクセのある面々で、このチーム大丈夫なの!?ってなるんですが。
性格も志もバラバラなまま集まったメンバーたちが、だんだん一致団結してひとつの目標に向かっていく様子はまさに女神のように美しく心を打たれます。
あさひなぐ(なぎなた)
監督:英勉
キャスト:西野七瀬、桜井玲香、松村沙友里 など
あらすじ
中学まで美術部だった東島旭は、二ツ坂高校に進学し、「なぎなたは高校部活界のアメリカンドリーム」といううたい文句に誘われ、なぎなた部に入部。一学年先輩の宮路真春に憧れ、同じく新入部員の八十村将子や紺野さくら、2年生の野上えり、大倉文乃らとともに稽古に励む。やがて3年生にとって最後の試合となるインターハイ予選を迎えるが、圧倒的な強さを誇る1年生・一堂寧々を擁する國陵高校に決勝で敗退。3年生が引退し、野上を新たな部長に再スタートを切ったなぎなた部は、地獄のような夏合宿を経て成長していく。(映画.comより)
人気漫画を乃木坂46のメンバー出演で実写化した作品。
なぎなた部というちょっと珍しい舞台で繰り広げられる青春活劇です。
乃木坂メンバーがフレッシュな部員たちを可愛く爽やかに演じているところも見どころ。
ローラーガールズ・ダイアリー(ローラーゲーム)
監督:ドリュー・バリモア
キャスト:エレン・ペイジ、マーシャ・ゲイ・ハーデン、クリステン・ウィグ など
あらすじ
17歳の女子高生ブリスは、美人コンテストで優勝することが人生の成功と信じる母親や、田舎町の退屈な生活にうんざりしていた。そんなある日、隣町の大都市オースティンに出かけた彼女は、女たちが繰り広げるパワフルなローラーゲームに魅了され、その世界に生きがいを見出す。(映画.comより)
ローラーゲームとは、円状の滑走路をローラースケートで走りながらチームで戦う格闘技のようなスポーツ。
聞いたことないという人も多いでしょうが、この映画を観れば、主人公と同じくローラーゲームのパワフルな魅力にハマること間違いナシです。
エレン・ペイジ演じる主人公が本当にキュート。
家族や友達との関係や恋愛に悩んだり傷ついたりしながら、その気持ちをローラーゲームにぶつけて昇華していくような爽快感が最高の青春映画です!
ちはやふる(競技かるた)
監督:小泉徳宏
キャスト:広瀬すず、野村周平、新田真剣佑 など
あらすじ
幼なじみの綾瀬千早、真島太一、綿谷新の3人は、新に教わった「競技かるた」でいつも一緒に遊んでいた。新の競技かるたにかける情熱に、千早は夢を持つことの大切さを教わるが、そんな矢先に新は家の事情で遠くへ引っ越してしまう。高校生になった千早は、新に会いたい一心で「競技かるた部」創設を決意し、高校で再会した太一とともに部員集めに奔走。なんとか5人の部員を集めて競技かるた部を立ち上げた千早は、全国大会を目指して練習に励む。(映画.comより)
人気漫画の実写化作品。
かるたはスポーツなのか?という問いの答えは定かではありませんが、これをスポ根と言わずして何というのでしょうか!?
競技かるた特有の「静」と「動」が共存する迫力に圧倒されます。
主人公千早や、かるた部のメンバーたちがぶつかったり苦しんだりしながらも勝利を目指していく団体戦の魅力が詰まっています。