今回は、音楽に関する映画のおすすめを10本集めました!
ミュージカル映画から、音楽を題材にした映画、歌唱シーンがある映画などをご紹介します。
音楽に向き合う登場人物たちの人生を物語に描き出すと同時に、楽器の演奏やライブ、歌やダンスなどが映画の中で繰り広げられ、まるでライブを見ているかのような楽しみも生まれるのが音楽映画の楽しさです!
おすすめ音楽映画10選
アリー スター誕生
監督:ブラッドリー・クーパー
キャスト:レディ・ガガ、ブラッドリー・クーパー、アンドリュー・ダイス・クレイ など
あらすじ
音楽業界でスターになることを夢見ながらも、自分に自信がなく、周囲からは容姿も否定されるアリーは、小さなバーで細々と歌いながら日々を過ごしていた。そんな彼女はある日、世界的ロックスターのジャクソンに見いだされ、等身大の自分のままでショービジネスの世界に飛び込んでいくが……。(映画.comより)
普通の女性が世界的スターに出会い、自分自身もスターとしての道を歩んでいくサクセスストーリー。
あのレディー・ガガが主人公アリーを演じて話題になりましたね。
映画初出演とは思えないほど堂々とした演技が素晴らしいです!
最初は自分に自信のなかったアリーが初めてステージで圧巻の歌声を披露するシーンは鳥肌です。
ラ・ラ・ランド
監督:デイミアン・チャゼル
キャスト:ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン、J・K・シモンズ など
あらすじ
オーディションに落ちて意気消沈していた女優志望のミアは、ピアノの音色に誘われて入ったジャズバーで、ピアニストのセバスチャンと最悪な出会いをする。そして後日、ミアは、あるパーティ会場のプールサイドで不機嫌そうに80年代ポップスを演奏するセバスチャンと再会。初めての会話でぶつかりあう2人だったが、互いの才能と夢に惹かれ合ううちに恋に落ちていく。(映画.comより)
アカデミー賞で最多の賞を受賞した超話題作ですね。
オシャレなミュージカルシーン、ロマンチックな恋愛、夢への道……そんなキラキラした魅力ももちろんあるのですが、苦く切ないストーリーが特別な余韻を与えてくれる映画なのです。
特にラスト20分で繰り広げられる「映画の嘘」には、胸が締め付けられて号泣してしまいます……。
セッション
監督:デイミアン・チャゼル
キャスト:マイルズ・テラー、J・K・シモンズ、メリッサ・ブノワ など
あらすじ
世界的ジャズドラマーを目指して名門音楽学校に入学したニーマンは、伝説の教師と言われるフレッチャーの指導を受けることに。しかし、常に完璧を求めるフレッチャーは容赦ない罵声を浴びせ、レッスンは次第に狂気に満ちていく。(映画.comより)
『ラ・ラ・ランド』の監督の長編デビュー作です。
あのオシャレなミュージカル映画のイメージとは一転、こちらはドラム少年とスパルタ鬼教師のぶつかり合いを狂気とともに描き出した作品。
もう殴り合いです。アクションシーンのないアクション映画です。
とにかく、J・K・シモンズ演じる鬼教師フレッチャーの顔と罵声が怖い怖い!見てるこっちが泣いちゃう。
映画史に残るあのラスト9分間、言葉はいらない!感じろ!
ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール
監督:スチュアート・マードック
キャスト:エミリー・ブラウニング、オリー・アレクサンデル、ハンナ・マリー など
あらすじ
スコットランド、グラスゴー。拒食症で入院している少女イブは、ひとりきりでピアノに向かって作曲する寂しい毎日を送っていた。そんなある日、病院を抜け出してライブハウスを訪れた彼女は、アコースティックギターを抱えた青年ジェームズと、その音楽仲間キャシーと知り合い、3人で一緒に音楽活動を始める。(映画.comより)
男女3人組が出会って音楽活動をしていく中で、紆余曲折ありながらも自分自身と向き合っていく青春映画。
時々ミュージカル的に挟まれる歌唱シーンがポップで楽しくて見入ってしまいます。
スコットランドの街並みや登場人物たちのレトロなファッションがオシャレで、音楽だけじゃなく映像を見ているだけでも楽しめる作品。
リンダ リンダ リンダ
監督:山下敦弘
キャスト:ペドゥナ、前田亜季、香椎由宇 など
あらすじ
バンドからギタリストが脱け、3日後に迫る文化祭で何を演奏するか困った響子、恵、望の3人は、オリジナル曲を断念。ブルーハーツのコピーをすることに決めて、韓国人留学生ソンをバンドに引き入れて練習を開始するが……。(映画.comより)
メンバーの離脱によって立ち行かなくなった学生バンドが、なりゆきでボーカルに迎えた韓国人留学生と一緒に学園祭でブルーハーツをやる話。
バンド映画だけど、熱くギラギラした感じはまったくなく、ゆるーくオフビートな感じで物語が進んでいきます。
高校生の日常にある些細なモヤモヤとか、たわいないけど大切な時間とか、そういう青春のきらめきが瑞々しく描き出されていて胸が苦しくなります。
スクール・オブ・ロック
監督:リチャード・リンクレイター
キャスト:ジャック・ブラック、ジョーン・キューザック、マイク・ホワイト など
あらすじ
落ちこぼれのミュージシャン、デューイは、良家の子女が通う小学校へ代用教師として潜り込み、毎日子供たちにロックを教え込む。あげくの果てに、学校に内緒でバンド・コンテストにも出場しようと企むが……。(映画.comより)
ぶっとんだロック男が名門小学校で普通に教師を……できるわけもなく、子供たちにロック精神を叩き込むという暴挙(笑)
最初は戸惑っていた子供たちも、音楽を通してだんだん心を通わせていく過程にはこちらも楽しくなります。
周りからどんな目で見られても我が道を行くジャック・ブラック様が最高すぎます。
ロックを愛する人はとにかく全員観るべき。
シング・ストリート 未来へのうた
監督:ジョン・カーニー
キャスト:フェルディア・ウォルシュ=ピーロ、ルーシー・ボートイン、マリア・ドイル・ケネディ など
あらすじ
14歳の少年コナーは、父親が失業したために荒れた公立校に転校させられてしまう。さらに家では両親のケンカが絶えず、家庭は崩壊の危機に陥っていた。最悪な日々を送るコナーにとって唯一の楽しみは、音楽マニアの兄と一緒に隣国ロンドンのミュージックビデオをテレビで見ること。そんなある日、街で見かけた少女ラフィナの大人びた魅力に心を奪われたコナーは、自分のバンドのPVに出演しないかとラフィナを誘ってしまう。慌ててバンドを結成したコナーは、ロンドンの音楽シーンを驚かせるPVを作るべく猛特訓を開始するが……。(映画.comより)
さえない少年がイケてる女の子と出会って音楽づくりに没頭していく物語です。
結成したバンドメンバーは癖のある人たちばっかりで、大丈夫か?という雰囲気なんですが、カッコ悪くても自分たちの音楽を突き詰めていく主人公たちをいつのまにか全力で応援してしまいます。
一歩踏み出したい、何かを変えたい、無謀でもやってみたい。そんな気持ちを後押ししてくれるような映画です。
天使にラブ・ソングを…
監督:エミール・アルドリーノ
キャスト:ウーピー・ゴールドバーグ、マギー・スミス、ハーベイ・カイテル など
あらすじ
ネヴァダ州リノのカジノで歌うクラブ・シンガー、デロリス=ヴァン・カルティエは、一帯の顔役で、自身の愛人でもあるヴィンスが組織の裏切り者を殺す現場を見てしまう。警察へ駆け込んだデロリスをサザー警部はサンフランシスコの修道院に匿うことにした。新米尼僧シスター・クラレンスとして修道院に迎えられたデロリスは、厳格な修道院長の高圧的な態度にもめげず、シスター・パトリック、シスター・ロバーツら若い尼僧たちと親しくなり、ラザラス尼から聖歌隊のリーダーを引き継ぎ、歌のレパートリーにソウルやロックのナンバーを加え始めた。(映画.comより)
ギャングに命を狙われる歌手が修道院に逃げ込むというハチャメチャな展開から始まります。
クラブ歌手と厳格なシスターの雰囲気に変革を起こしていく過程が楽しく、笑ってしまうシーンも盛りだくさん。
とにかく最初から最後まで明るく楽しい気持ちで観られる映画です。
パワフルな歌唱シーンは必見!
さよならくちびる
監督:塩田明彦
キャスト:門脇麦、小松菜奈、成田凌 など
あらすじ
インディーズ音楽シーンでにわかに話題を集めただけの2人組女性ユニット「ハルレオ」のハルとレオは、それぞれの道へ進むため解散を決める。2人はサポート役であるローディの青年シマとともに日本縦断の解散ツアーに出るが、レオはシマに、シマはハルに思いを寄せており、ハルもまたレオに友情を越えた感情を抱いていた。複雑な思いを胸に秘めながら、各地でステージを重ねていくハルレオだったが……。(映画.comより)
解散間近の女性ユニット「ハルレオ」の最後のツアーを追ったロードムービー。
秦基博・あいみょんが提供する劇中の楽曲が本当に心に残る良い曲で、それを歌う門脇麦と小松菜奈の歌唱シーンも最高。
まるでライブに来ているかのような感覚になります。
一緒に音楽を届けてきた仲間なのに、恋愛や友情、それぞれへの思いや葛藤がぶつかり合ってしまう切なさに苦しくなります。
君が生きた証
監督:ウィリアム・H・メイシー
キャスト:ビリー・クラダップ、アントン・イェルチン、フェリシティ・ハフマン など
あらすじ
やり手の広告宣伝マンだったサムは、大学生の息子ジョシュを銃乱射事件で亡くしてしまう。会社を辞め、荒んだ生活を送っていたサムは、別れた妻から音楽好きだったジョシュが残したという歌の歌詞とデモテープを受け取る。その曲を聴き、息子のことを何も知らなかったことに気付いたサムは、ジョシュの遺品でもあるギターを手に、場末のライブバーでステージに飛び入り参加する。そんなサムの演奏を聴き、感銘を受けたロック青年のクエンティンはサムを説得し、親子ほど年の離れた2人はバンドを結成することになる。(映画.comより)
亡き息子が残した音楽を父親が奏で、それが人々に認められていく展開。
そして音楽を通して育まれる、青年との年齢を超えた友情には胸が熱くなります。
この青年クエンティンを演じたアントン・イェルチンは2016年に27歳の若さで亡くなっていて、その事実もなんだかシンクロして余計に泣けてしまうんですよね……。