『ミッドサマー』の日本公開、(ようやく)決まる。これは事件!

『ヘレディタリー』アリ・アスター監督の新作『ミッドサマー』

2019年5月。
昨年『ヘレディタリー 継承』で多くのホラーファンを恐怖のどん底に突き落としたアリ・アスター監督の新作の情報が解禁されました。

禍々しすぎる予告編。タイトルは『ミッドサマー』(原題:Midsommer)

明るく清々しいロケーションの中に何とも言えない奇妙な違和感と不穏感が漂うこの映像を見た、そしてかつて『ヘレディタリー』にやられまくった人々はこう叫びました。「一刻も早く観たい!!!」

アメリカを始め各国で上映が開始されると、

  • ヤバイ
  • 二度と観たくない
  • 精神に不安のある人は観るな
  • 身内に不幸があった人は観るな
  • カップルでは観るな
  • 自殺の引き金になりかねない

などという恐ろしい口コミがSNSで広がりました。

https://twitter.com/teurou/status/1178540484181938177

(邦題が『ミッドサマー』なのか『ミッドソマー』なのかいまいちよくわからない)

 

観たい。なのに観れない。

本国で情報が公開されてから『ヘレディタリー』の日本公式Twitterアカウントでも情報が拡散され、「日本では2020年に公開するよ!」的な雰囲気が漂っていたのですが……(確か)

テツコ
いつまでたっても公開の目途が立たないじゃん!!

情報解禁から数か月経っても、一向に日本公開の時期が決まらないという展開に。テツコ、憤る。

おそらく内容が相当ヤバいのでしょう。
SNSでも、「日本での公開がこんなに滞ってるなんて、どんだけ恐ろしい映画なんだ……」とざわめく映画ファンたち。

でも、でもね!いくらなんでも遅くないですか!
おとなり韓国では7月にすでに公開されてて、なんと今月にはディレクターズカット版(劇場公開版が約150分に対して約170分)の公開までされているのですよ!

テツコ
ズルい。はやく観たい。

 

日本での公開を待てない。

一刻も早く観たいのに日本でいつ公開されるか分からないという状況にテツコ、痺れを切らす。

ということで個人的な話になりますが、10月8日に発売予定の米版Blu-rayをアメリカのAmazonでポチりました。これが9月末の話。

テツコは英語が堪能なわけではなく、高校英語くらいの知識しかないのですが、それでも英語字幕で観ればだいたいは理解できます。
ただし、やっぱり100%セリフが理解できるわけではないのと、日本語より読むのに時間がかかるので映像に集中できないという難点はありますが。

「一刻も早く観たいからとりあえず英語字幕でも何でもいいから観てしまう」
「初見はやっぱり劇場で&日本語字幕で観たいからガマンして公開を待つ」

この2つを天秤にかけた結果、やっぱり早く観たいという誘惑には勝てなかったのでした。

 

『ミッドサマー』の日本公開、突如決まる。

10月9日の朝。
Twitterを開くと……

https://twitter.com/midsommarjp/status/1181690735139024896

テツコ
!?!?

さらに、今月から始まる東京国際映画祭でも上映が決まったとのこと。

テツコ
は????Blu-ray買ったんですけど????

※ちなみに、まだ発送されてなかったのでキャンセルできました

タイミングがタイミングなので再び憤ってしまいましたが、やっと『ミッドサマー』日本公開が決定した!ヤッター!!!

あ、邦題は『ミッドソマー』ではなく『ミッドサマー』が正しいみたいですね。

 

それにしても、来年2月に日本公開が決まったのはいいとして、今週末にチケット発売の東京国際映画祭での上映はあまりに急遽すぎません?
絶対行きたいけど、競争率高そうだからなー。
もしチケットとれなかったらその時はやっぱりアメリカのBlu-ray買います。

ちなみに、コンペティション部門などではなく、オールナイト企画「シン・ファンタ」のオープニング作品になるとのこと。
え、オールナイトのオープニング……?大丈夫なのそれ。

とにかく、危ぶまれていた(?)日本公開が無事決まってホッとしました!
公開決定前からこれだけ話題になってたんだから、ヒットは約束されたも同じ。
みんなで仲良くアリ・アスター地獄に堕ちましょう!

 

『ヘレディタリー』は要チェック

アリ・アスター監督の衝撃のデビュー作『ヘレディタリー』を観ていない人は『ミッドサマー』より前に観ておくことをおすすめします!
なぜなら、これもかなりの問題作なので、『ヘレディタリー』で心をやられた人はおそらく『ミッドサマー』では死を覚悟しなければならないから(笑)

『ヘレディタリー』はホラー映画で、ありきたりな演出も多く使われてはいるのですが、全体を漂う重く不穏な空気感、怒涛の展開、そして気が狂うような悪夢のシーンが一生消えないトラウマを植え付けてくる稀有な作品です。

テツコ
私のホラー映画ベストのひとつになりました……。

来年公開される『ミッドサマー』、そして加速するアリ・アスター監督の今後から目が離せないですね!

 

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