「会話」が魅力の今泉力哉作品
2019年に公開された『愛がなんだ』が話題の映画監督、今泉力哉。
今泉監督の作品の魅力は、なんといっても「会話」!
独特のテンポ感と「間」で繰り広げられる登場人物たちの会話劇が作品全体の雰囲気を作り上げていると言っても過言ではありません。
日本人だからこそこの微妙な会話のニュアンスや間を堪能することができるんですよね。
今泉作品を観ると、日本に生まれて良かった……と思います。
そんな今泉力哉監督の過去作品の中からおすすめを5作紹介します!
『愛がなんだ』で今泉作品が気になった方はぜひほかの作品も観てみてください!
今泉力哉のおすすめ映画5作
サッドティー
キャスト:岡部成司、青柳文子、阿部隼也 など
あらすじ
二股を解消したい映画監督とその2人の彼女、喫茶店のアルバイトの女の子とマスター、恋人へのプレゼントを買いに行ったお店の店員に一目ぼれしてしまう男、元アイドルを10年間思い続けているファンと、そんなファンの存在を知り会いにいこうと決意する結婚間近の元アイドルなど、さまざまな恋愛模様を通して「ちゃんと好き」とはどいうことかを考察していく。(映画.comより)
複数の男女の恋愛模様をリアルに描いた群像劇です。
様々な恋愛観を持った男女の感情や関係性が交錯していく様子がおもしろい!
きっと誰かに、ほんの少しだけでも共感する部分があるはず。
鬼灯さん家のアネキ
キャスト:谷桃子、前野朋哉、佐藤かよ など
あらすじ
母の再婚相手の娘で、血の繋がらない姉ハルと暮らす童貞男子高校生・鬼灯吾朗。セクシーで可愛いハルは、過剰なスキンシップなどで悪戯をしかけては吾朗を困らせている。吾朗もそんなハルに日々泣かされ、悩まされ、振り回されているが、実は2人は互いを思い合っていた。そんな2人の関係を、吾朗の同級生・水野は怪訝(けげん)に思っており……。(映画.comより)
人気漫画を原作にした作品。
突然同居することになった義姉弟を描いたラブコメ(?)ですが、人間の気持ち悪い部分が露呈しまくってます。
前野朋哉が良い味出してる!
知らない、ふたり
キャスト:レン、青柳文子、韓英恵 など
あらすじ
人との接点を避け生活している靴職人見習いの韓国人青年レオンは、ある日、公園で酔っぱらった女性ソナに絡まれるが、それからというものなぜか彼女のことが忘れられない。一方、レオンと同じ店で働く日本人女性の小風は、密かにレオンに思いを寄せていたが、そんな小風に、ソナの壊れた靴を直しにきた客サンスが一目ぼれする。7人の男女の思いが絡み合い、それぞれが一歩踏み出したことで物語は思わぬ方向へと進んでいく。(映画.comより)
これも複数の男女の恋模様を描いた作品。
誰かが誰かを追いかけて……という矢印が面白い。
主人公の韓国人青年レオンくんがとてもかわいらしいです。
退屈な日々にさようならを
キャスト:内堀太郎、松本まりか、矢作優 など
あらすじ
映画監督の梶原は、映画の仕事だけでは食いつなぐことができず、ミュージックビデオの仕事を請け負うが頓挫してしまい、思いがけない事態に巻き込まれていく。一方、恋人の映画監督・山下が自殺した女優の青葉は、山下の死体を隠す。そして、とある田舎町で父から受け継いだ造園業を営んでいた太郎のもとに、音信不通だった双子の弟・次郎の恋人という女性から、電話がかかってくるが……。(映画.comより)
複数の人間が複雑に絡み合っていくスタイルが特に色濃く出た作品。
死が描かれている本作は、これまでのゆる~い雰囲気の今泉作品とは一味違った空気があります。
パンとバスと2度目のハツコイ
キャスト:深川麻衣、山下健二郎、伊藤沙莉 など
あらすじ
パン屋で働くふみはある日、中学時代の初恋相手・湯浅たもつと偶然再会。ふみはプロポーズされたものの結婚に踏ん切りがつかず恋人を別れたばかりで、たもつは離婚した元妻のことを今でも忘れられずにいたが……。(映画.comより)
『愛がなんだ』にも出演している深川麻衣さんが主演!
一方通行の片思いの苦さが描かれていて切なくなる、だけどやっぱりどこかほっこりする映画です。