特に大きな事件が起こるわけでもなく、分かりやすい起承転結があるわけでもなく、ただ日常を淡々と描いた映画ってなんだか癒されませんか？
ドキドキワクワクがあるわけではないけど、何てことない日常生活の中にある小さな幸せを発見できたり、前向きな気持ちになれます。
今回は、ぼーっと眺めるだけで何だか心が洗われるような「日常映画」をご紹介します。
毎日に疲れた人、リフレッシュしたい人におすすめです！
日常を描いたおすすめ映画
海街diary
監督：是枝裕和
キャスト：綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず など
あらすじ
鎌倉に暮らす長女・幸、次女・佳乃、三女・千佳の香田家3姉妹のもとに、15年前に家を出ていった父の訃報が届く。葬儀に出席するため山形へ赴いた3人は、そこで異母妹となる14歳の少女すずと対面。父が亡くなり身寄りのいなくなってしまったすずだが、葬儀の場でも毅然と立ち振る舞い、そんな彼女の姿を見た幸は、すずに鎌倉で一緒に暮らそうと提案する。その申し出を受けたすずは、香田家の四女として、鎌倉で新たな生活を始める。（映画.comより）
3人姉妹が腹違いの妹を家族に迎え、鎌倉で暮らす4人の日々をつづった物語。
なんといっても素晴らしいのが鎌倉のロケーション！
美しい自然や海、おいしそうなしらす丼、田舎の風景。
鎌倉に行きたくなること間違いなしです。
リンダ リンダ リンダ
監督：山下敦弘
キャスト：ペドゥナ、前田亜季、香椎由宇 など
あらすじ
バンドからギタリストが脱け、3日後に迫る文化祭で何を演奏するか困った響子、恵、望の3人は、オリジナル曲を断念。ブルーハーツのコピーをすることに決めて、韓国人留学生ソンをバンドに引き入れて練習を開始するが……。（映画.comより）
女子高生4人がバンドを組んで学園祭で演奏する物語と聞くと、アツくて盛り上がるバンド映画！って感じがしますが、違います。
崩壊寸前のバンドがなんとなーく留学生をメンバーに入れて、別に思い入れもないけどなんとなーくブルーハーツをやることにして、学園祭の準備にソワソワしながらもゆるーく練習して形にしていくという映画です。
学園祭を通して瑞々しく描かれる学生時代の1ページ。昔を思い出してしまいます。
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セトウツミ
監督：大森立嗣
キャスト：菅田将暉、池松壮亮、中条あやみ など
あらすじ
池松壮亮と菅田将暉のダブル主演で、此元和津也の人気漫画「セトウツミ」を実写映画化。原作は、関西弁の男子高校生2人が放課後にまったりとしゃべるだけというシンプルな内容で、2人の繰り広げるシニカルな会話劇の面白さで人気のコミック。（映画.comより）
正反対の性格の男子高校生が、放課後に河原でおしゃべりしている、ただそれだけです。
2人のちょっとシュールな掛け合いや、なぜか夢中になる本当にくだらない会話がほほえましいです。
マンガが原作ですが、映像にすると会話の独特なテンポ感や間も楽しめます。
横道世之介
監督：沖田修一
キャスト：高良健吾、吉高由里子、池松壮亮 など
あらすじ
1980年代を舞台に、長崎の港町から大学進学のため上京したお人好しの青年・横道世之介や、その恋人で社長令嬢の与謝野祥子らが謳歌した青春時代を、心温まるユーモアを交えながら描く。（映画.comより）
横道世之介という一人のさえない青年を主人公に、周りの人々との交流や日常をおだやかに描いた作品。
世之介は特別何かに優れているわけではない普通の青年なのですが、なんだか応援したくなってしまう魅力があります。
高良健吾や吉高由里子のナチュラルな演技も素晴らしく、まるで本当に存在する人たちの日常を観察しているかのような気持ちになれます。
リトル・フォレスト
監督：森淳一
キャスト：橋本愛、三浦貴大、松岡茉優 など
あらすじ
一度は都会に出たものの、自分の居場所を見つけることができず、東北の山間の小さな村・小森に戻ってきたいち子。スーパーやコンビニもない小森での暮らしは自給自足で、畑仕事をしたり、野や山で採れた季節のものを材料にして食事を作り、日々を過ごしている。大自然はさまざまな恵みを与えてくれる一方、時には厳しさもみせるが、そんな自然に囲まれた生活の中で、いち子は一歩を踏み出す勇気を蓄えていく。（映画.comより）
都会に窮屈さを感じて田舎に移ってきた主人公が、自給自足の生活の中で自分を取り戻していく物語。
田舎でとれた食材を使って料理するシーンが随所にあり、おいしそうなごはんを見ているだけで幸せです。
「夏・秋編」「冬・春編」の2作に分かれていて、移り行く四季の自然を感じられるようになっています。
慌ただしい生活に疲れた人は、ぜひこの作品を観てリフレッシュ気分を味わってください！
⇒『リトル・フォレスト 夏・秋』を視聴できる動画配信サービス一覧
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もらとりあむタマ子
監督：山下敦弘
キャスト：前田敦子、康すおん、伊東清矢 など
あらすじ
東京の大学を出たものの、父親がひとりで暮らす甲府の実家に戻ってきて就職もせず、家業も手伝わず、ただひたすらに食っちゃ寝の毎日を送る23歳のタマ子が、やがてわずかな一歩を踏み出すまでの1年を追う。（映画.comより）
大学を卒業してから働かずにぐうたらすごす「モラトリアム」な主人公・タマ子の1年間を描きます。
食べて寝てぶらぶらするだけの生活を送るタマ子を見ていると、なんだかこっちまで力が抜けてきます(笑)
ちょうどこの頃本格的に女優に転向しつつあった前田敦子がめちゃくちゃ魅力的です！
逆光の頃
監督：小林啓一
キャスト：高杉真宙、葵わかな、清水尋也 など
あらすじ
京都で生まれ育った高校2年生の赤田孝豊。人生に対し漠然とした不安を抱える彼は、同級生たちとのケンカや友情、そして幼なじみのみことへの恋などを経験しながら、少しずつ成長していく。（映画.comより）
京都のある男子高校生の日常や周りの人たちとの交流を淡々と描いた作品。
思春期ならではの漠然としたモヤモヤ感や甘酸っぱさが繊細に映し出される、ひと夏を切り取った物語です・。
京都の街並みや風景が最高で、美しい映像も見どころ。。
甘いお酒でうがい
監督：大九明子
キャスト：松雪泰子、黒木華、清水尋也 など
あらすじ
とある会社で派遣社員として働く40代独身の川嶋佳子は、毎日日記をつけている。そこには、撤去された自転車との再会したことなど、日々の小さな喜びがつづられていた。そんな佳子にとって、会社の同僚である年下の若林ちゃんと過ごす時間が何よりの幸せだったが、ある時、ふた周り年下の岡本くんとの恋が訪れ……。（映画.comより）
シソンヌじろうによる、「架空のOLが書いた日記」という体裁の小説が原作です。
映画も主人公・川島佳子が書いた日記をベースに進んでいくので、佳子さんの目から見た何気ない日常が描かれています。
仕事をがんばったり、同僚の女の子とご飯を食べたり、年下男子に恋をしたり、一喜一憂する佳子さんになんだか共感しながら、自分が主人公になったような気持ちで観てしまいます。